福島県からの自主避難における賠償など法的支援

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自主的避難等にかかる追加賠償請求書に関する東電回答書
2013年1月16日

SAFLANが、他の避難者支援団体・損害賠償弁護団と共同で2012年12月25日に提出した、東京電力の自主的避難等に係る追加賠償請求書に関する要請書について、東京電力から、以下の通り回答を受領しました。

東京電力の回答は、あいまいかつ不十分であり、当方からの要請に対し正面から答えない不誠実なものと言わざるを得ません。SAFLANでは今後の対応を検討中です。

 

平成25年1月9日

福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)

原発被害救済千葉県弁護団

福島原発被害首都圏弁護団

東京災害支援ネット(とすねっと)

福島原発被害弁護団

福島原発被害救済新潟県弁護団

東日本大震災による原発事故被災者支援弁護団

東日本大震災による原発事故被災者支援関西弁護団

福島原発被害者支援かながわ弁護団

東京電力株式会社

代表執行役社長 廣瀬 直己

 

ご回答

弊社福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所の事故により、広く社会の皆様にご迷惑とご心配をおかけしておりますことに、改めて深くお詫び申し上げます。

貴団体・弁護団からいただいた平成24年12月25日付「要請書」につきまして、以下のとおりご回答申し上げます。

1 本件文言を削除した請求書を、対象者に速やかに再配布すること。

弊社は、昨年12月5日に公表いたしました「自主的避難等に係る損害に対する追加賠償について」に基づき、自主的避難等対象区域の方に対し、自主的避難等に係る損害に対する追加賠償について、昨年12月17日から受付を開始しております。

自主的避難等に係る損害に対する賠償につきましては、被害を受けられた方々が極めて多数いらっしゃることから、公表させていただいております定額の賠償にあたり、ご請求者さまの賠償請求に係るご負担を軽減し、迅速かっ公正にお支払いさせていただくために、ご請求書をお送りいただいたのち、弊社にてご請求内容やご提出いただいた書類等を確認させていただいたうえで、別に合意書をお送りいただくことなくご指定の口座にお振り込みさせていただくこととしております。

この度の自主的避難等に係る損害に対する追加賠償においては、ご請求にあたり、合意書を省略することについて事前にご確認いただくために、ご請求書にご指摘の本件文言を含む事項を追記させていただいたものであり、この度のご請求書の賠償の対象とならない損害項目について言及するものではございませんので、何卒ご理解いただけますようお願いいたします。

2 すでに本件請求書を提出した被害者に対し、本件文言が、本件請求書に記載されていない損害について請求を放棄する旨の意思表示とは見なさないことを、個別に通知すると同時に、ウェブサイト等に掲載する方法により明記すること。

自主的避難等に係る損害に対する追加賠償についてのご請求書の趣旨につきましては、前述のとおりとなりますので、ご理解いただけますようお願いいたします。また、弊社ホームページに掲載につきましては引き続き検討させていただきます。

弊社といたしましては、引き続き、被害を受けられた多数の方々に対する迅速かっ公正な賠償に全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。

以上

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